今回は男性が育児時短勤務を行う上でどのように準備を進めて行ったらよいか、
私の経験をベースに考えをまとめてみました。
これから時短勤務を考えている皆様のお役に立てればうれしいです。
※あくまで私(パパ)個人の経験と意見で記載していますのでこの考え方、進め方が絶対正しいと言うつもりもないですし、必ずうまくいくとお約束するものではないことをご了承ください。
上司に相談する前の準備の重要性について
通常、女性(ママ)が時短勤務となる場合はその前に産休、育児休暇があるため流れで時短勤務となるかもしれないとおおよそ予想する事ができます。しかし男性(パパ)が時短勤務となると職場も寝耳に水で時短勤務開始までの期間が短いと準備や体制が整えられない事も考えられます。
そのため男性が時短勤務を申し入れる場合は事前の準備をしっかり行い職場の体制を整える期間を設けることがスムーズかつ円満に時短勤務を開始するポイントとなります。
準備について具体的な3ステップ
ステップ1:就業規則を確認。
法律上は3歳になるまで会社は時短勤務を認める事となっていますが3歳以降についてはどこまで時短勤務が継続できるか企業側の努力義務となっています。まずはご自身がお勤めの会社で定められている就業規則を確認しましょう。
ステップ2:どう働くかイメージを持つ。
このポイントは私自身が失敗したなと後悔しているポイントなのでぜひ少し時間をかけて考えてみてください。
考えるポイントは時短勤務となって自分はどう働きたいか、です。
私が時短勤務の希望を上司に伝えた時は時短勤務することがゴールとなってしまい、なぜ時短勤務をするのかその理由を説明することで頭がいっぱいになっていました。そのため時短勤務となったそのあとの事をあまりイメージできておらず上司に相談した際にも時短勤務となってどうしたいか、どう働きたいのかをうまく伝えられずすべての判断を会社にゆだねる形となってしまいました。
結果私(パパ)は時短勤務開始と共に部署異動となりました。
異動自体は時短で帰宅しやすいようにと配慮してもらった結果なので感謝しています。
しかし異動先の仕事の内容はこれまでと大きく変わり1から学ぶ事の多い職場でした。
業務内容も事務的な仕事で正直私には不向きな仕事だと感じています。今はこの仕事のどこにやりがいを見出したら良いか日々悩みながら業務を続けています。
どう働きたいのか、どうやって仕事で貢献したいのかをもっとしっかりアピールできていれば結果も変わったものになっていたのではないかと、正直後悔している部分でもあります。
自身にとっても会社にとっても時短勤務となった後どうするのかが重要なんです。
繰り返しになりますがこれから時短勤務を検討している方は、
時短となってどう働きたいのかをイメージして上司の方への相談を進めてもらえればと思います。
ポイント3:時短勤務の相談は最低でも6か月前に行う。
実体験からの感覚ですが時短勤務の相談は最低でも6か月前には行うべきです。
会社の規模や環境にもよりますが、人員の調整や体制の整備を考えるとそれ位の期間が必要となります。
私(パパ)は2021年10月に上司への相談を行い、時短業務となれたのは2022年7月からでした。実質9か月かかりましたが、これは異動もあったため長めになったと思います。
早めに相談を行い会社側が体制を整える期間を取ることで円満に時短勤務への移行が進めれると思いますので相談の時期についても意識をするようにしてみてください。
転職という考え方
時短勤務を考えていたのに転職!?って思われるかもしれませんが、
今お仕事されている職場の残業、休日出勤の頻度、転勤の可能性、通勤時間等の仕事環境とすべき家事育児を照らし合わせてみて家事育児への関わりが困難であるようであれば転職も視野に入れる事は働き方の選択肢を広げるという意味で一考の価値ありだと思います。(奥さんがバリバリ家事育児やる、というのであれば別)
子供が生まれて育児が始まるというのはそれだけ大きな人生のターニングポイントで転換点なんです。
仕事をしながら転職活動を行うというのは気が乗らない部分もあるかもしれませんが自身の視野を広げる、また市場価値を知るという意味でもやっておいて損はないです。
まずは1日有給を取ってでも時間を確保し転職サイトへの登録と、自己PRやエントリーシートの入力はしっかりとやりましょう。
私(パパ)の転職活動(ご参考)
私は会社に時短勤務を相談するにあたりクビになる事も覚悟をしていたため転職活動も同時に行っていました。
時短勤務前提で探すのは難しいと判断し、
・定時まで働いても子供のお迎えに行ける距離の職場
・残業が少なく、土日しっかりカレンダー通りの休みが取れる
・医療機器のメンテナンス経験やスキルを活かせる(医療機器業界にはこだわらない)
を条件に転職活動を行いました。
私はリクルートエージェントとdodaを申し込んで利用していました。
理由は有名だったから、正直そんな程度です。
ただ、エージェント(担当)の方が付いてくれて打ち合わせをしながら希望の仕事を紹介していただける、という進め方が効率的で良いのではないかと思いエージェント型のサービスを選びました。
ちなみに幅広い求人情報を得ること、多数の視点でアドバイスや助言をもらうことを考えると転職サイトは複数登録がおすすめです。
コロナ禍という事もあり、エージェントとの方とも電話での打ち合わせで進める形だったのでそれほど仕事の時間を奪われる事もありませんでした。
当時私は38歳で、この歳から自分の条件に合うような都合の良い職があるのか?不安でいましたがいざ探し始めてみると特に大きな取柄や強みとなるスキルの無い私でも勤務時間管理がしっかりしている外資系の会社や自宅から自転車で通える範囲で機械のメンテナンスをする会社など働く先や選択肢は色々あるもんだという事がわかりました。
1社書類選考が進みいざ面接、という所まで進んだタイミングで
時短勤務が確定し私(パパ)の転職活動はいったん終了となりました。
時短勤務期間が終わったらどうする?
これに関しては私(パパ)もはっきりとは答えが出ていません。
時短勤務できる期間の終わりが近づいてきたタイミングで、夫婦どちらかが会社を辞めて家事育児に専念するのか、フレックスを使用して退社時間を早めるのか、転職するのか。
もう少し時間をかけて答えを出したいと思います。
今回の記事は以上となりますが、誰かの参考や時短勤務検討のお役に立てれば幸いです。
それではまた~。
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